ガス屋さんは未来ある経営戦略を持とう! <その9>

◆デジタル ×紙 ×マーケティング
“紙”には物理的なパワーがあります。ペーパーレスの導入によって不要な書類は確実に減りましたが、オフィスに紙の書類はまだ残っています。必要な紙があることと、デジタルの限界点が明らかになったことで、紙メディアの価値を高めたといえます。
印刷物にはもともと一定のクオリティが保て、A4サイズくらいの文字量でもストレスなく読むことができるという優位性があります。また、紙メディアは物理的なモノが残る「保有効果」によって、他の家族の目にも触れることも期待できる点も大きなメリットだといえます。
一方、スマートフォンの画質はきれいになり、ハイビジョンと変わらない品質になりしかも、電子メールは無料で早く届くというメリットがあります。しかし、A4サイズぐらいの文字量になると、スマートフォンでは読みにくく感じます。スマートフォンは短い文章のやり取りに長けているのです。

◆お客様の望むメディアで情報を届ける
今や、印刷のプロセスはほとんどがデジタル化され、入稿データもデジタル処理されています。また、お客様ごとに内容を変えてパーソナライズ印刷することも可能で、デジタルメディアと変わらない機能を持つようになりました。紙という素材だけが物理的なもので、あとはデジタルなのです。
メディア、コミュニケーションの選択肢がお客様側にある以上、紙が良ければ紙、電子メールで十分なら電子メール、フェイス トゥ フェイスが必要だったらフェイス トゥ フェイスを使い分けることが重要です。お客様の理解が最も高くなる方法を、お客様と合意形成していくことが重要で、企業側がこのメディアと決めたり、一つのメディアで一斉にメッセージを送ったりする時代ではありません。



デジタルも紙も活用
紙とデジタル、どちらがいいかという議論は盛んに行われますが、そもそも紙とデジタルでは特性が違います。なので、簡単に白黒をつけられる問題ではなく、双方の特徴を理解してマーケティングに活かす必要があります。メールよりもDM、DMよりもDM+メールの方がユーザーの反応が高かったという調査もあるそうです。ペーパーレスの導入によって淘汰されがちな紙媒体ですが、デジタルとの融合によって効果性を高めることができますよ。

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