コミュニケーションとは〈その3〉
コミュニケーションの障害
人との会話で思い違いや思い込み、誤解を生じることがあります。これは話し手と聞き手の手段の違いによる相違から生じるものと、同じ情報や手段を使っても、相手によって受け止め方が違う要因から生じるものがあります。
☆イメージの違い
イメージとは、心に思い浮かべる像や情景。ある物事に対する全体的な感じのことです。イメージの違いは、経験や環境などの影響を受けることが多く、コミュニケーションの障害の大きな要素となる場合があります。
☆具体的なイメージの違い
①「色に対するイメージの違い」
色に対するイメージは、人それぞれ大きな違いがあります。たとえば「紫」のイメージについて聞いてみると、
など同じ色でも、高尚なイメージ⇔下品なイメージと全く逆のイメージがあり、褒めてるつもりが、相手によっては、けなされると受け止める場合があります。
②「年齢や立場によるイメージの違い」
年齢や立場によってもイメージの違いが生れます。例えば、「今日は残業です」と言われたときのイメージは、人によってさまざまです。
このように自分が良いと思っていても、相手には良いとは限りませんから、人と話すときは表現方法に気を配ることも大切です。