ガス屋さんは未来ある経営戦略を持とう! <その7>

◆顧客との関係性強化を考える
近年、顧客接点が多様化し、企業はそれを強化する必要性が出てきました。今後、強化していない企業は顧客接点の多様化に対応できず、様々な問題点が出ることが予想されます。そのことは、ガス事業者様も例外ではありません。自動検針・集中監視サービスによってユーザー宅への訪問機会が減り、顧客との接点が希薄になりがちという新たな課題が発生しています。自動検針により訪問機会が減った分、新たな方法で顧客との接点強化の機会を増やすことが、売り上げ向上につながる効果的な施策といえるでしょう。

◆顧客接点とは…?
顧客接点とは、企業や店舗が顧客と接する機会のことを指し、タッチポイントとも呼ばれています。
「顧客接点=営業」というイメージをお持ちの方が多いと思いますが、近年では顧客接点の機会が多様化しています。たとえばテレビCMもその1つ。その他にも、街で目にする看板広告・チラシ・展示会・ホームページ・SNSなどの広告掲載なども顧客接点に該当します。
企業や店舗と顧客が接する「顧客接点」の種類はオンラインとオフライン、購入前・購入時・購入後の6つに分けられます。オフラインでは直接会話するので、顧客の状況に応じた対応や提案ができるというメリットがありますが、地道な努力が必要です。一方オンラインでは、企業・顧客双方にとって移動の手間や待ち時間がないなどのメリットがあります。

オフライン オンライン
購入前 ・TVCM
・電車や雑誌広告
・パンフレット
・チラシ
・Webサイト
・口コミサイト
・ECモール
・SNS
・ブログ
・ウェビナー
・オンライン商談
購入時 ・店舗
・販売スタッフ
・パッケージや包装
・ECサイト
・アプリ
・決済システム
購入後 ・電話
・DM(ニュースレター)
・アフターフォロー
・アプリ
・メールマガジン
・ユーザーコミュニティ


顧客接点が急務なワケ
検針、保安、配送などの効率化やメーターの遠隔操作が可能な集中監視システムは「客先に出向かない」というシステムなので、従来の訪問検針によるお客様とのコミュニケーションを激変させます。訪問検針やミニコミ誌配布による、今まで当たり前にしていたお客様とのコミュニケーション。「客先に出向かないのはマズイでしょ?!?」そうです!!ブローカーによる切替、設備会社、リフォーム会社による積極的な器具販売、ネットによる間違った情報提供など、「客先に出向かない」ことは「客離れ」の危機にさらされることになります。
今後は行くべきところにベストなタイミングで客先に出向けることが重要になってきます。そのためにはマーケティング戦略の見直しが必須になってきますのでお気軽に当社へお問合せ下さい!