大家さんと新たな時代のよい関係を築こう <その8>
「信頼」と「共創」でひらく、新しい関係づくり
そこにガス屋さんがどのように関わるかで、物件の安定経営にも差が生まれます。
今回は「オーナー支援サービスによる信頼強化」と「管理会社との共創提案」という2つの視点から、ガス屋さんにできる新しい関係づくりのヒントを考えてみましょう。
1. オーナー支援サービスで「信頼の積み重ね」をつくる
大家さんがガス屋さんに求めているのは、単なる設備保守ではありません。「困ったときにすぐ対応してくれる」「自分の代わりに現場を見てくれる」――そんな“小さな安心の積み重ね”こそ、信頼の源です。たとえば、▶定期点検に合わせた設備診断レポートの提出
▶入居者からの修理依頼に対する一次対応代行
▶給湯器やコンロのリース・レンタルによる費用負担の平準化
▶災害時や停電時の対応マニュアルの提供
2. 管理会社との“共創関係”で物件力を高める 給湯器やコンロなど、ガス設備の多くは10年前後で寿命を迎えます。故障してから慌てて交換するよりも、「次の点検で更新を検討しましょう」と前もって伝えることで、突発修繕によるトラブルや費用負担の混乱を防げます。ガス屋さんだからこそ持つ点検履歴や設置年数データを活かし、大家さんへの“予防提案”を習慣化することが、信頼を築く第一歩です。
3. 「安全」と「経営支援」を両立する提案力
一方で、ガス屋さんと管理会社は“競合関係”ではなく“協働関係”へと進化する時代です。設備トラブル対応や入居者サポートなど、役割が重なる領域こそ連携のチャンスがあります。たとえば、▶緊急対応や一次受付をガス屋さんがサポートし、管理会社の負担を軽減
▶設備情報や点検履歴を共有し、修繕判断をスムーズに
▶共同で入居者向け「安心サポート通信」や「設備チェックシート」を発行
▶空室対策として、省エネ機器や便利設備の導入キャンペーンを共催
管理会社から見れば、「現場で支えてくれる協力企業」。大家さんから見れば、「頼りになるパートナー」。両者の間に“共通の目的(入居者の安心・物件価値の維持)”を見出すことが、長期的な関係構築につながります。

信頼とは、契約書の上ではなく“現場の対応”から生まれるもの。