SNSを活用して売上UP!につなげよう <その5>

◆フォロワーを増やすこと以上に大事なこと

SNSでフォロワーを増やすことは大事ですが、たくさんのフォロワー数がそのまま良いSNSマーケティングに結びつくわけではありません。「フォロワー数は多ければ多いほどいい」というのは、SNSマーケティングによくある誤解のひとつです。SNSマーケティングを行ううえで、自社アカウントのフォロワーを増やす目的は、「現在の自社商品のファンだけでなく、これからファンになる可能性のあるSNSユーザーにアプローチする」というものです。ファンになる可能性のある人でないとフォロワーにしても意味はありません。

SNSマーケティングは、アカウント運用だけで構成されている訳ではないのに、フォロワー数を増やして、その人たちに企業から情報を発信することだけに捕らわれてしまっている。

単にフォロワー数を増やすだけではSNSマーケティングには良い成果を生みません。重視しないといけないのは「フォロワーの量」ではなく、「質」です。では、「質」のよいフォロワーとは、どういう人なのでしょうか?SNSマーケティングにおける「質」のよいフォロワーとは、自社アカウントの投稿に対して反応(エンゲージメント)を返してくれるフォロワーのことです。フォロワー数がたくさんでも投稿への「いいね!」やコメントが少なければ、自社商品やブランドに対して共感しているフォロワーは少ないと言えます。商品やブランドに興味を持ち、商品を購入してくれる可能性があるフォロワー=「質」のよいフォロワーであり、そういう人たちを取り込んでいかないといけないのです。

ユーザーとの関りを重視しましょう!

確かにフォロワー数も大事ですが、ユーザーとの関係性を大切にすることで、キャンペーン・投稿・サポートなどを通してフォローしてくれた人は自社のファンだから投稿に対してシェアもしてくれるし、UGCも発信してくれます。UGCとは、ユーザー作成コンテンツ(User Generated Contents)の略称で、企業ではなく一般生活者が作成した、SNSやレビューサイト等に投稿された写真や動画などのコンテンツを指します。顕在化しているユーザーとの関りを大事にすることで、発生したシェアやUGCが、潜在的にユーザーにアプローチしていくと、それにより、結果的にフォロワーは増えて、周知・集客も達成することができるのです。フォロワー数が多ければ多いほどいい…という訳ではありませんので自社ブランドと自社商品のファンになる可能性のある人をフォロワーにしましょう。