コミュニケーションとは〈その6〉

聴き上手のスキル

⓵相手の話に関心のある態度
相手の表情や動作などを観察しながら、体全体で相手の話に関心をしめすよう、からだや目、顔を相手に向けます。

⓶相手を見る
相手と目を合わせ、目の表情を見ながら話します。目を合わせるのは10秒以内。これ以上になると、相手に圧迫感を与えます。目をそらす場合は自画像に書かれている範囲なら悪い意印象にはなりません。

⓷うなずきと相槌
相手の話を聴いているという意思表示のために、うなずきや相槌が必要です。じっとしていると、相手はこちらが分っているのか、聴いているのかが不安になり心を閉ざしてしまうことがあります。うなずきや相槌の速度・タイミング・回数によって、不快感や急いでいる雰囲気を与えるため注意が必要です。「ハイハイ」や「なるほどなるほど」などの二つ返事は軽く感じ、いい加減に聴かれていると思われるため控えます。

⓸返事ははっきり
返事は、相手に聴いているという意思表示です。特に目上の方やお客様に対しては、気持ちの良いはっきりとした返事をすると、話す側は気持ちよく話すことができます。

⓹相手の話を繰り返す
相手の話した内容を繰り返すことで、会話のリズムをつくります。

⓺長い文章は要約して繰り返す
長い話を繰り返す場合、すべてを繰り返すのではなく、要点を要約して繰り返します。

⓻わからないことは質問する
話の内容が理解できないときや意味が解らないときは、相手に質問をします。質問することは、相手の話を理解しようとする姿勢の表れであり、話し手にとっては信頼するきっかけとなります。逆に、質問もせずに、ただ「はいはい」と聴いていると、受け流されているように取られ、信頼関係が築きにくくなります。