DXの活用でガス屋さんの『顧客』を『個客』に <その1>

コロナ禍でのこの1年、何をしてきましたか?これまで対面・集合が慣習であった業務も、オンライン・非接触などに対応することが急務となりました。このように突発的な環境変化において事業継続をするには、場所の制約が少なく、スピーディで柔軟な業務変更が可能なデジタルを活用した事業・業務の形態への変革が不可欠となります。今まではデジタルは既存業務の補助でしかありませんでしたが、今後はデジタルを主体とした業務の推進により、効率化・合理化を図ることが求められています。DXに向けた業務の見直しは、今までの業務の矛盾や本質をとらえる数十年に一度のチャンスでもあります。LPガス業界はデータ量が多いので効果が出やすいと考えられます。DXを活用することでガス屋さんの『顧客』を『個客』に変えるという新たな視点から既存の慣習やルールを変革するヒントをシリーズでお届けします。

◆LPガス業界のDXとコミュニケーション
そもそも、DXとは何でしょう。デジタルトランスフォーメーションの略で、経済産業省の発表によると「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」とあり、その阻害要因としてレガシーシステムが取りあげられ警鐘を鳴らしています。
LPガス販売会社は多様な情報に溢れています。例えば、お客様の情報、保安・設備情報、訪問・活動情報、配送・充てん情報、顧客問合せ情報、そしてLPWAからのメーター情報などです。この情報の洪水を整理・管理・活用をしてお客様から選ばれる会社となるための新たなコミュニケーション戦略が勝ち残りを大きく左右する時代が始まりました。





クロスメディアによる新たなコミュニケーション戦略
ソフィア企画ではLPガス会社が持っている顧客情報と当社保有の生活者視点のコンテンツ情報を組み合わせ、タイムリーに旬な話題を提供できる仕組みを構築し、新たなコミュニケーション戦略をご提案しています。従来の紙媒体に加え、WEBや動画サイトなどとクロスメディアの活用ができる仕掛けの導入は転換防止や販売向上・サービス向上に確実につながります。このようにお客様と適切なコミュニケーションが取れるクロスメディアによる新たなコミュニケーション戦略でLPガス会社のDX化の推進をお手伝いしています。