ガス屋さんは未来ある経営戦略を持とう! <その2>

DX(デジタルトランスフォーメーション)というのは、経済産業省の発表によると、「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立することと定義されています。よって、DX(デジタルトランスフォーメーション)には、単に、IT化とかデジタル化というのではなく、ビジネスモデルの変革という意味があるのです。
さて、デジタルトランスフォーメーションには以下の4つのDXがあります。

◆4つのDX(デジタルトランスフォーメーション)

よって、カーボンニュートラルとグリーン成長戦略の関係を経済産業省が「グリーン成長戦略を支えるのは、強靱なデジタルインフラであり、グリーンとデジタルは、車の両輪である。」と言っているのはDX(デジタルトランスフォーメーション)とGX(グリーントランスフォーメーション)は相互に関係があり、今後の経済成長戦略の要になるということなのです。


事業戦略をもって、バックオフィスDXを進めよう!
現在、LPガス業界で主に進み始めているのは、バックオフィスDXです。これは管理部門の経営支援で、クラウドソフト、ペーパーレス、キャッシュレス、Web請求、 LPWA 導入・活用、 AI 配送などです。②マーケティングDXのITを活用した販促戦略である、顧客の開拓や囲い込みへのDX活用を進めずに、また、①の戦略やビジネスモデルの変革と構築をしないままに、お客様とガス屋さんをつないでいたミニコミ誌の配布を辞めたり、自社ホームページに掲載して「ハイ!ペーパーレス」というのは大切な顧客接点を失うことになりかねません。