デザインの役割とデザイン思考(その1)

☆身近に存在するデザイン
 ひとの容姿を見て、老若男女、人となり、気持ち(楽しい、悲しい)が分るように、デザインを意識していなくても、製品・商品やお店、会社の雰囲気は色、形、パッケージや広告、建物の外装、内装、看板などを通じ、資格情報として人に伝わっています。
 人は見た目の第1印象で「自分に合う、合わない」「好き嫌い」「かっこいい、可愛い」などを判断しています。
デザインに興味がなくても、デザイナーが製品などのデザインに関わっていなくても、周りのすべての「モノ」「コト」にデザインは存在しています。
 良いデザインは、心の中(考え方)が顔(デザイン)にでています。製品・商品やお店、会社の特徴をしっかり捉え、雰囲気をかもしだしていたり、使い勝手が良かったりします。見栄え(色やカタチ)だけを一見よく見せたものとは違います。見た目と内容が違うと、とても残念に思えます。

☆デザインとは?
 デザインは、芸術ではありません。ある問題をアイデアや表現で解決しようとすることです。例えば、「もっと使いやすい製品をつくりたい!・・・」「新しく考えたサービスの良さを伝えたい!・・・」「住みやすい環境がほしい!・・・・」などの問題に応じます。
 決められた条件・制約(ニーズ、目的、技術、予算、納期など)の中で一番を考え、具現化(プランニング、ビジュアル化)=設計をします。